こんにちは。オールマークのK.O.U.S.E.Iです。
先日、某24時間番組恒例の芸能人の100kmマラソンを見ていて、自分は同じこと出来るのかなんて考えていたら、挑戦したくなり、渋谷から江の島まで往復100kmを自転車で往復するという企画にチャレンジしました。
見事チャレンジは達成し、テンションが上がりました。何事も挑戦するメンタルは大事ですね。
さて今回は、Cookie規制についてのお話をしたいと思います。
そもそもCookieとは?
Cookieとは、ウェブサイトがユーザーのブラウザに保存する小さなテキストファイルです。
これには、ユーザーがウェブサイトを訪れた際の情報や設定が含まれています。
サイトに訪れたユーザーの情報を一時的にユーザーのブラウザに保存することができ、Webサイトに残る「足跡」のような役割を担っています。
このCookieによってサイト分析、広告配信などのトラッキング技術に利用されるほか、ID、パスワード、メールアドレス、訪問回数などをユーザー情報として保存するためにも活用されます。
特にWeb広告においては、このCookie情報を元にCV計測を行い効果検証を行ったり、リターゲティングや興味関心のターゲティングなど非常に重要な役割を果たしてきました。
どうして規制されちゃうの?
Cookieは、上記のようにユーザーエクスペリエンスを向上させるために使用されることもありますが、Cookie情報を元にWebサイトを離れた後のユーザーの行動を追跡することは個人のプライバシーの侵害につながるとの見方が広がり、ユーザープライバシーの観点から問題視する声が上がり始めました。
それに伴い、EUにおけるGDPRやePrivacy Regulation、米国・カリフォルニア州で施行されたCCPAなど、個人情報に該当する法規制が進んでいます。
企業におけるCookieにまつわるデータ利用に関して、さまざまな制裁事例も発生しています。
2022年1月にフランス政府のデータ保護当局は、GoogleとFacebookがサイトの閲覧履歴のデータを保存する「クッキー」と呼ばれる機能について、閲覧者に利用を拒否されにくいようその手続きを煩雑にしているとして制裁金を科すことを決めたと発表しました。
その額は、Googleに1億5000万ユーロ、Facebook(Meta社)に6000万ユーロで、日本円にして合わせておよそ270億円にものぼりました。
日本でも、2022年4月に改正個人情報保護法が施行されました。
今回の法改正ではCookieなどの識別子は「個人関連情報(個人に関連する情報であって、個人情報には該当しない)」と定義され、Cookieなどの個人関連情報を第三者に提供し、個人情報を紐づけを行う場合に本人の同意が必要になりました。
本人の同意を得る方法として、Webサイト上に「Cookie使用について同意」をポップアップで表示する方法などが挙げられます。
Cookie自体は個人情報ではないので、データ取得に際して本人の同意は必要ありませんが、そのデータを第三者提供した先で、個人情報と紐づけを行われると想定される場合に、本人同意が義務付けられます。
今後どうなるの?
Cookie情報をフル活用していたWeb広告は大きな転換点を迎えていると言われています。
特に言われているのが【リターゲティング広告】と【コンバージョン・アトリビューション計測】への影響です。
Cookie情報が取得できなくなることでリターゲティングのリスト化が出来なくなり、比較的CV率が高いとされているリターゲティングの配信量が減少することにります。
またコンバージョン計測も正確に出来なくなると言われており、広告効果自体の判断がつかなくなり、アカウント情報のみでしか分析が出来なかったWebマーケッターは大変苦しくなるものと思います。
まとめ
このように、伸び盛りのWeb広告業界ですが、Cookieの見直しが入ったことで、既存のやり方が見直されている状態です。
Cookieに依存しない仕組み作りが重要になりますので、今の広告運用を見直されたい方は是非ご相談下さい!
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