
新年明けましておめでとうございます!
新年1発目のだいちゃんです。
正月はごゆっくりできましたか?
僕はあっという間過ぎて、右見て左見たらもう休みが終わっていた感覚です!
今日はAIをテーマに人間がやるべき部分とAIに任せる部分についてお話しします!
自動入札は「魔法の杖」ではない
現代の広告運用において、GoogleやMetaが提供する「AIによる自動入札」は、もはや避けては通れない標準装備となりました。
かつてのように、一つひとつのキーワードに対して1円刻みで入札単価を調整する時代は終わり、AIが24時間365日、膨大なシグナルを元に「最適な入札」を判断してくれます。
しかし、ここで多くの広告主、あるいは経験の浅い運用者が陥るのが「AIに任せておけば、誰がやっても同じ成果が出る」という幻想です。
自動入札は決して、ボタン一つで成果を出し続ける魔法の杖ではありません。
最近、弊社に寄せられる相談で最も多いのが、「自動入札を導入してから、最初は良かったが徐々にCPA(獲得単価)が悪化している」「配信量が急激に不安定になった」という声です。
これは、AIがビジネスの背景を理解して動いているのではなく、あくまで与えられた「数字のデータ」のみを食って動いていることに起因します。AIへの過信は、アカウントの「サイレントな崩壊」を招く一歩目なのです。
なぜ「末路」を迎えるのか?AIの構造的欠陥
AIが良かれと思って最適化した結果、なぜビジネスが破綻するのか。そこには3つの大きな構造的欠陥があります。
第一に、「コンバージョンの質」をAIは見抜けないという点です。AIの目的は、指定されたコンバージョン単価で「数」を最大化することです。
例えば、不動産の問い合わせ広告で、冷やかしやbotによる無効なリードが混じっていたとしても、AIはそれを「成功」と学習します。
結果、売上に繋がらないゴミのようなリストばかりが集まり、現場の営業チームが疲弊するという事態を招きます。
第二に、キーワードの「無秩序な拡張」です。現在のAIは、部分一致と組み合わせることで「コンバージョンが獲れそうな関連語句」へ勝手に配信を広げます。
例えば「鍵 修理」というキーワードに対し、AIが気を利かせすぎて「鍵 映画」「鍵 種類」といった、成約から程遠い検索語句に予算を垂れ流してしまうケースは後を絶ちません。
第三に「負の学習ループ」です。一度、成約率の低い属性のユーザーでCVが付いてしまうと、AIは「これがターゲットだ」と誤解し、さらにその層へ予算を投下します。
人間の監視がなければ、AIは独自のロジックで間違った方向に加速し、気づいた時には修正困難なほどアカウントが汚染されているのです。
プロの「手綱さばき」の正体
では、AI時代の運用代理店に求められる「価値」とは何でしょうか。それは、AIを否定することではなく、AIを正しく導く「飼育員」としての能力です。
まず重要なのは、「正しいデータのみを食べさせる」こと。成約に至らないコンバージョンを除外したり、商談化率の高い特定の行動のみを学習対象にしたりと、情報の「質」を人間が選別しなければなりません。
次に、「戦略的な除外設定」です。AIは「何を表示すべきか」は得意ですが、「何を表示すべきでないか」の判断は後手に回ります。
過去の膨大な運用経験から、あらかじめ無駄になると分かっているキーワードや配信先を先回りしてブロックする。この「守りの運用」こそが、AIにできない人間の職人芸です。
さらに、「外部要因のインプット」も不可欠です。競合他社の強烈なキャンペーン開始、季節による需要の変化、あるいはテレビ番組での紹介による一時的なトレンド。
これらはAIがリアルタイムで理解できない事象です。こうしたビジネスの潮流を読み、入札戦略や予算の蛇口を先読みして調整する。これが、成果を2倍にする手綱さばきの正体です。
【事例】戦略的介入で復活したアカウント
以前、弊社で立て直しを行った某サービスのアカウント事例をご紹介します。そのアカウントは、大手代理店から「自動化しているのでこれ以上調整のしようがない」と言われ、CPAが目標の2倍にまで高騰していました。
僕が最初に行ったのは、AIの判断をすべて「疑う」ことでした。 まず、部分一致で広がっていた検索語句を精査し、全予算の40%が成約に結びつかないノイズに消えていることを突き止めました。
これらを徹底的に除外した上で、AIの学習対象を「全問い合わせ」から「電話での予約」という、より確度の高いアクションに絞り込みました。
さらに、広告文(クリエイティブ)を、AIが好む「無難な表現」から、ユーザーの痛みを突く「エッジの効いた表現」へ差し替えました。 結果、介入からわずか1ヶ月でCPAは35%改善し、3ヶ月後には過去最高の獲得数を更新。AIが「もう無理だ」と諦めていたラインを、人間の介入によって突破したのです。
結局、AIを使いこなせるかどうかは、運用の現場を知る人間の「情熱」と「分析力」にかかっています。
まとめ
これからの時代、広告運用ボタンを押すだけなら誰にでもできます。しかし、その裏側にあるビジネスモデルを理解し、AIを正しく調教できるパートナーは限られています。
運用代行の本質的な価値は、設定作業ではなく、ビジネスへの深い理解と、AIという暴れ馬を乗りこなす「手綱さばき」にシフトしています。
弊社は、最新のテクノロジーを駆使しながらも、決してAI任せにはしません。30,000件、100社以上の現場で培った「人間の目」で、あなたの予算を1円も無駄にせず、最大の結果へと導きます。
もし、今のアカウントが「AIに支配されている」と感じているなら、一度ご相談ください。その末路を回避し、逆転のシナリオを共に描き出しましょう。







