初心者でもわかる!GA4の初期設定についてわかりやすく解説! - 株式会社オールマーク

初心者でもわかる!GA4の初期設定についてわかりやすく解説!

2024.10.31

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こんにちは!オールマークのなっちゃんです!

気付けばもう11月に入り、あっという間に年末を迎えそうで時の流れは恐ろしいですね、、!

今年はありがたいことにたくさんの制作案件に携わることができ、目まぐるしい日々でしたが、たくさんの貴重な経験を得て、実りの多い1年だったと思います。

まだまだ成長していきたいので、日々目標に向かって挑戦する気持ちを忘れないように、来年に向けて1日1日大切に積み重ねていきたいと思います!と1ヶ月早い振り返りでした!

今回はサイトの分析をする際には欠かせない、「GA4の初期設定」について解説していきたいと思います。

意外と抜けがちなポイントや、やっておくべき設定など、順を追って説明していきますので、ぜひ最後までご覧いただけると幸いです。

GA4とは?

GA4とは「Google Analytics 4 (GA4)」の略で、Googleが提供する最新のウェブ解析ツールです。

GA4は、従来のユニバーサルアナリティクス (UA) に代わる新しいバージョンで、ウェブサイトやアプリのユーザー行動を分析するために設計されています。

GA4とUAの違いとしては、従来のUAがページビューやセッションを中心としたデータ収集を行っていたのに対し、GA4では「イベント」という概念を基盤にしています。これにより、ユーザーがウェブサイトやアプリで行うあらゆるアクション(クリック、スクロール、ビデオの再生など)を詳細にトラッキングできます。

またクロスプラットフォーム対応、強化されたプライバシー保護、機械学習の活用が特長で、これにより、ウェブサイトやアプリでのユーザー行動を一貫して分析し、ビジネスインサイトを得ることができます。

GA4の初期設定

GTMにアクセス

1.アカウントを追加する

まずGTMにアクセスし、アカウントの追加を行います。アカウント名は、企業名、ブランド名などを設定し、国は日本にします

2.コンテナを設定する

コンテナとは作業スペースのことで、コンテナ名は、サイトのドメインを設定するとわかりやすいです。ターゲットプラットフォームは、「ウェブ」を設定します。

3.計測コードをWebサイトに設置

利用規約を確認し、「GDRPで必須となるデータ処理規約にも同意します」にチェックを入れ、「はい」をクリックしましょう。

そして計測コードをWebサイトに貼り付けます。<head>内のなるべく上部と<body>直後に それぞれ指定のコードをコピー&ペーストします。

GA4のアカウント登録

1.アカウントを登録する

アカウント設定の画面で、アカウント名を登録します。会社名やカテゴリー名など、ご自身がわかりやすい名前にすることをおすすめします。

2.プロパティを設定する

新しいプロパティ(ウェブサイトやアプリ)の名前を入力し、タイムゾーンと通貨を選択します。プロパティ名は、計測対象のWebサイト名を設定し、タイムゾーンや通貨は、特に理由がなければ日本に設定します。

3.ビジネス情報を登録する

GA4の利用目的といったビジネス情報を設定します。

4. データストリームの設定

提供された「Measurement ID」をウェブサイトに埋め込みます。このコードを<head>タグ内に追加することで、GA4でのデータ収集が開始されます。そして、トラッキングしたいプラットフォーム(ウェブ、iOS、Android)を選択します。

ウェブサイトの場合はURLとストリーム名を入力し、データストリームを作成します。

利用規約を確認し、GTMのタグ設置に進みます。

GTMにGA4タグを設置する

1. 新しいタグを作成する

GTMダッシュボードで、左側のメニューから「タグ」を選択し、右上の「新規」ボタンをクリックして、新しいタグを作成します。

2. タグを設定する

タグの名前は分かりやすい名前(例: “GA4設定タグ”)を設定します。

タグのタイプは「タグ設定」セクションで「Googleアナリティクス: GA4設定」を選択します。

3. Measurement IDを入力する
GA4のプロパティを設定すると、Measurement ID(例: “G-XXXXXXXXXX”)が発行されます。このIDはGA4の管理画面から確認できます。
「Measurement ID」フィールドに、先ほど取得したMeasurement IDを入力します。(、「タグの設定手順を確認」から表示される測定ID)

4. トリガーの設定をする
「トリガーの追加」ボタンをクリックして、GA4タグが発火するタイミングを設定します。
GA4タグを全ページで発火させるために、「All Pages(すべてのページ)」トリガーを選択します。これにより、ウェブサイトのすべてのページでデータが収集されるようになります。

5. タグを保存する

設定が完了したら、右上の「保存」ボタンをクリックしてタグを保存します。

6. プレビューでテストをする

GTMのダッシュボードで「プレビュー」ボタンをクリックして、タグが正しく設定されているかをテストします。
プレビューモードでウェブサイトを操作し、GA4タグが発火していることを確認します。正常に動作している場合は、GTMのデバッグコンソールにGA4のタグが発火したことが表示されます。

事前にやっておきたい初期設定

データ保持期間の変更

GA4のデータの保持期間は、デフォルトでは2か月になっているため、最長の14か月に変更しましょう。

「管理」からプロパティ配下の「データ設定」>「データ保持」を開き、イベントデータの保持を14ヶ月に変更します。

IPアドレスの除外設定

IPアドレスの除外設定とは、特定のIPアドレスからのトラフィックをGoogleアナリティクス(GA4)のデータ収集から除外する設定です。これにより、社内のアクセスや開発者のアクセスなどがデータに含まれないようにし、より正確なユーザー行動データを得ることができます。

左側のメニューから「管理」ボタンをクリックします。

「プロパティ」列で「データストリーム」を選択し、トラッキングしたいデータストリーム(ウェブやアプリ)をクリックします。

1. 「タグ設定」メニューの「詳細設定」に移動

データストリームの設定ページで、下の方にスクロールし、「追加設定」をクリックします。

「タグ設定」セクションで「詳細設定」をクリックします。

2. 内部トラフィックの定義

「内部トラフィックの定義」というオプションが表示されるので、それをクリックします。

3. フィルタを作成

: 除外するIPアドレス(例: 192.168.0.1)や範囲を指定します。

「内部トラフィックルールの作成」画面で、新しいルールを作成します。

ルール名: 分かりやすい名前を付けます(例: 「社内トラフィック除外」)。

IPアドレスの一致タイプ: 一致条件を選択します(通常、「等しい」または「一致する正規表現」など)。

IPアドレス: 除外したいIPアドレスを入力します。

Googleシグナルの設定

Googleシグナルの設定は、同じユーザーが異なるデバイスからアクセスしても、同一ユーザーとしてカウントするための設定です。より正確な分析のために、忘れずに有効化しましょう。

1.「管理」画面に移動
左側のメニューから「管理」をクリックします。

2.プロパティ設定を開く
「プロパティ」列で「データ設定」 > 「データ収集」をクリックします。

3.シグナルを有効にする
「Googleシグナルのデータ収集」をクリックし、表示された画面で「次へ」をクリックします。

Googleサーチコンソールとの連携設定

Googleサーチコンソールとは、Google検索での検索順位や検索結果について把握できる解析ツールです。コンテンツSEOに取り組む場合には連携しておきましょう。

1. GA4で「管理」メニューに移動
GA4のダッシュボードで、左下の「管理」ボタンをクリックします。

2. プロパティ設定にアクセス

「プロパティ」列で、「プロパティ設定」をクリックします。

3. Googleサーチコンソールとのリンク設定
「プロパティ設定」ページで、下にスクロールして「サーチコンソールリンク」を見つけ、「リンク設定」ボタンをクリックします。

「サーチコンソールにリンクする」オプションを選択します。これにより、サーチコンソールのプロパティとGA4のプロパティをリンクする設定画面が表示されます。

4. サーチコンソールプロパティの選択
リンクしたいサーチコンソールのプロパティを選択します。サーチコンソールで設定しているプロパティがリストに表示されるので、該当するプロパティを選択します。

選択したサーチコンソールプロパティが正しいことを確認し、「リンクを確認」ボタンをクリックします。

5. リンクの確認と承認

リンクの確認画面が表示されるので、設定内容を確認します。

設定内容が正しいことを確認し、「リンクを作成」ボタンをクリックします。

6. リンクの完了
リンクが成功すると、GA4の設定画面に「サーチコンソールがリンクされています」というメッセージが表示されます。

7. データの確認

GA4で「レポート」 > 「エクスプローラー」または「レポート」 > 「ユーザーエクイティ」などのセクションで、サーチコンソールから取得したデータが表示されていることを確認します。サーチコンソールのデータがGA4のレポートに統合されているはずです。

CVなどのイベント設定

1.任意のイベントを作成

GA4にアクセスし、左メニューの「 イベント」>「イベントの作成」画面を開き、「作成」ボタンを押します。
パラメータとそれに対応する演算子・値を入力します。

2.「コンバージョン」ページに移動

左側のメニューから「コンバージョン」を選択し、右上の「新しいコンバージョンイベントを追加」ボタンをクリックします。

3.イベント名の入力
設定したいコンバージョンイベントの名前を入力します(例: purchase_complete)。ここには、先ほど作成したカスタムイベント名や、既存のイベント名を入力します。

4.「保存」をクリック
設定が完了したら、「保存」ボタンをクリックしてコンバージョンイベントを追加します。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

一見難しそうに見えるGA4の初期設定ですが、1つ1つの手順は簡単ですので、手順通りに進めていけば、問題なく設定できるかと思います。

運用体制を整えるために、データの保持期間やIPアドレスの除外設定は必ず行うようにしましょう。

GA4を導入することで、ユーザーの行動をより詳細に追跡し、分析することができますので、ぜひ導入されることをおすすめします!

当社はGA4の分析ツールを用いて、SEO対策のコンサルティングも行っておりますので、SEOに関することでお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

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