こんにちは!オールマークのなっちゃんです!
気付けばもう11月に入り、あっという間に年末を迎えそうで時の流れは恐ろしいですね、、!
今年はありがたいことにたくさんの制作案件に携わることができ、目まぐるしい日々でしたが、たくさんの貴重な経験を得て、実りの多い1年だったと思います。
まだまだ成長していきたいので、日々目標に向かって挑戦する気持ちを忘れないように、来年に向けて1日1日大切に積み重ねていきたいと思います!と1ヶ月早い振り返りでした!
今回はサイトの分析をする際には欠かせない、「GA4の初期設定」について解説していきたいと思います。
意外と抜けがちなポイントや、やっておくべき設定など、順を追って説明していきますので、ぜひ最後までご覧いただけると幸いです。
GA4とは?
GA4とは「Google Analytics 4 (GA4)」の略で、Googleが提供する最新のウェブ解析ツールです。
GA4は、従来のユニバーサルアナリティクス (UA) に代わる新しいバージョンで、ウェブサイトやアプリのユーザー行動を分析するために設計されています。
GA4とUAの違いとしては、従来のUAがページビューやセッションを中心としたデータ収集を行っていたのに対し、GA4では「イベント」という概念を基盤にしています。これにより、ユーザーがウェブサイトやアプリで行うあらゆるアクション(クリック、スクロール、ビデオの再生など)を詳細にトラッキングできます。
またクロスプラットフォーム対応、強化されたプライバシー保護、機械学習の活用が特長で、これにより、ウェブサイトやアプリでのユーザー行動を一貫して分析し、ビジネスインサイトを得ることができます。
GA4の初期設定
GTMにアクセス
1.アカウントを追加する
まずGTMにアクセスし、アカウントの追加を行います。アカウント名は、企業名、ブランド名などを設定し、国は日本にします。
2.コンテナを設定する
コンテナとは作業スペースのことで、コンテナ名は、サイトのドメインを設定するとわかりやすいです。ターゲットプラットフォームは、「ウェブ」を設定します。
3.計測コードをWebサイトに設置
利用規約を確認し、「GDRPで必須となるデータ処理規約にも同意します」にチェックを入れ、「はい」をクリックしましょう。
そして計測コードをWebサイトに貼り付けます。<head>内のなるべく上部と<body>直後に それぞれ指定のコードをコピー&ペーストします。
GA4のアカウント登録
1.アカウントを登録する
アカウント設定の画面で、アカウント名を登録します。会社名やカテゴリー名など、ご自身がわかりやすい名前にすることをおすすめします。
2.プロパティを設定する
新しいプロパティ(ウェブサイトやアプリ)の名前を入力し、タイムゾーンと通貨を選択します。プロパティ名は、計測対象のWebサイト名を設定し、タイムゾーンや通貨は、特に理由がなければ日本に設定します。
3.ビジネス情報を登録する
GA4の利用目的といったビジネス情報を設定します。
4. データストリームの設定
提供された「Measurement ID」をウェブサイトに埋め込みます。このコードを<head>
タグ内に追加することで、GA4でのデータ収集が開始されます。そして、トラッキングしたいプラットフォーム(ウェブ、iOS、Android)を選択します。
ウェブサイトの場合はURLとストリーム名を入力し、データストリームを作成します。
利用規約を確認し、GTMのタグ設置に進みます。
GTMにGA4タグを設置する
1. 新しいタグを作成する
GTMダッシュボードで、左側のメニューから「タグ」を選択し、右上の「新規」ボタンをクリックして、新しいタグを作成します。
2. タグを設定する
タグの名前は分かりやすい名前(例: “GA4設定タグ”)を設定します。
タグのタイプは「タグ設定」セクションで「Googleアナリティクス: GA4設定」を選択します。
3. Measurement IDを入力する
GA4のプロパティを設定すると、Measurement ID(例: “G-XXXXXXXXXX”)が発行されます。このIDはGA4の管理画面から確認できます。
「Measurement ID」フィールドに、先ほど取得したMeasurement IDを入力します。(、「タグの設定手順を確認」から表示される測定ID)
4. トリガーの設定をする
「トリガーの追加」ボタンをクリックして、GA4タグが発火するタイミングを設定します。
GA4タグを全ページで発火させるために、「All Pages(すべてのページ)」トリガーを選択します。これにより、ウェブサイトのすべてのページでデータが収集されるようになります。
5. タグを保存する
設定が完了したら、右上の「保存」ボタンをクリックしてタグを保存します。
6. プレビューでテストをする
GTMのダッシュボードで「プレビュー」ボタンをクリックして、タグが正しく設定されているかをテストします。
プレビューモードでウェブサイトを操作し、GA4タグが発火していることを確認します。正常に動作している場合は、GTMのデバッグコンソールにGA4のタグが発火したことが表示されます。
事前にやっておきたい初期設定
データ保持期間の変更
GA4のデータの保持期間は、デフォルトでは2か月になっているため、最長の14か月に変更しましょう。
「管理」からプロパティ配下の「データ設定」>「データ保持」を開き、イベントデータの保持を14ヶ月に変更します。
IPアドレスの除外設定
IPアドレスの除外設定とは、特定のIPアドレスからのトラフィックをGoogleアナリティクス(GA4)のデータ収集から除外する設定です。これにより、社内のアクセスや開発者のアクセスなどがデータに含まれないようにし、より正確なユーザー行動データを得ることができます。
左側のメニューから「管理」ボタンをクリックします。
「プロパティ」列で「データストリーム」を選択し、トラッキングしたいデータストリーム(ウェブやアプリ)をクリックします。
1. 「タグ設定」メニューの「詳細設定」に移動
データストリームの設定ページで、下の方にスクロールし、「追加設定」をクリックします。
「タグ設定」セクションで「詳細設定」をクリックします。
2. 内部トラフィックの定義
「内部トラフィックの定義」というオプションが表示されるので、それをクリックします。
3. フィルタを作成
値: 除外するIPアドレス(例: 192.168.0.1)や範囲を指定します。
「内部トラフィックルールの作成」画面で、新しいルールを作成します。
ルール名: 分かりやすい名前を付けます(例: 「社内トラフィック除外」)。
IPアドレスの一致タイプ: 一致条件を選択します(通常、「等しい」または「一致する正規表現」など)。
IPアドレス: 除外したいIPアドレスを入力します。
Googleシグナルの設定
Googleシグナルの設定は、同じユーザーが異なるデバイスからアクセスしても、同一ユーザーとしてカウントするための設定です。より正確な分析のために、忘れずに有効化しましょう。
1.「管理」画面に移動
左側のメニューから「管理」をクリックします。
2.プロパティ設定を開く
「プロパティ」列で「データ設定」 > 「データ収集」をクリックします。
3.シグナルを有効にする
「Googleシグナルのデータ収集」をクリックし、表示された画面で「次へ」をクリックします。
Googleサーチコンソールとの連携設定
Googleサーチコンソールとは、Google検索での検索順位や検索結果について把握できる解析ツールです。コンテンツSEOに取り組む場合には連携しておきましょう。
1. GA4で「管理」メニューに移動
GA4のダッシュボードで、左下の「管理」ボタンをクリックします。
2. プロパティ設定にアクセス
「プロパティ」列で、「プロパティ設定」をクリックします。
3. Googleサーチコンソールとのリンク設定
「プロパティ設定」ページで、下にスクロールして「サーチコンソールリンク」を見つけ、「リンク設定」ボタンをクリックします。
「サーチコンソールにリンクする」オプションを選択します。これにより、サーチコンソールのプロパティとGA4のプロパティをリンクする設定画面が表示されます。
4. サーチコンソールプロパティの選択
リンクしたいサーチコンソールのプロパティを選択します。サーチコンソールで設定しているプロパティがリストに表示されるので、該当するプロパティを選択します。
選択したサーチコンソールプロパティが正しいことを確認し、「リンクを確認」ボタンをクリックします。
5. リンクの確認と承認
リンクの確認画面が表示されるので、設定内容を確認します。
設定内容が正しいことを確認し、「リンクを作成」ボタンをクリックします。
6. リンクの完了
リンクが成功すると、GA4の設定画面に「サーチコンソールがリンクされています」というメッセージが表示されます。
7. データの確認
GA4で「レポート」 > 「エクスプローラー」または「レポート」 > 「ユーザーエクイティ」などのセクションで、サーチコンソールから取得したデータが表示されていることを確認します。サーチコンソールのデータがGA4のレポートに統合されているはずです。
CVなどのイベント設定
1.任意のイベントを作成
GA4にアクセスし、左メニューの「 イベント」>「イベントの作成」画面を開き、「作成」ボタンを押します。
パラメータとそれに対応する演算子・値を入力します。
2.「コンバージョン」ページに移動
左側のメニューから「コンバージョン」を選択し、右上の「新しいコンバージョンイベントを追加」ボタンをクリックします。
3.イベント名の入力
設定したいコンバージョンイベントの名前を入力します(例: purchase_complete
)。ここには、先ほど作成したカスタムイベント名や、既存のイベント名を入力します。
4.「保存」をクリック
設定が完了したら、「保存」ボタンをクリックしてコンバージョンイベントを追加します。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
一見難しそうに見えるGA4の初期設定ですが、1つ1つの手順は簡単ですので、手順通りに進めていけば、問題なく設定できるかと思います。
運用体制を整えるために、データの保持期間やIPアドレスの除外設定は必ず行うようにしましょう。
GA4を導入することで、ユーザーの行動をより詳細に追跡し、分析することができますので、ぜひ導入されることをおすすめします!
当社はGA4の分析ツールを用いて、SEO対策のコンサルティングも行っておりますので、SEOに関することでお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
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